祝辞・メッセージ

祝辞

インテックス大阪開業40周年に寄せて

インテックス大阪が開業40周年を迎えましたことは、誠に喜ばしい限りです。インテックス大阪の管理運営をはじめ、企業の国際ビジネス活動支援など本市施策の推進にご尽力いただいている一般財団法人大阪国際経済振興センターの皆様に深く敬意を表しますとともに、共同企業体としてインテックス大阪の管理運営に関わられている鹿島建物総合管理株式会社の皆様、日頃からインテックス大阪を利用されている主催者、その他関係者の皆様方に厚くお礼申しあげます。

インテックス大阪は、国際交易の中核施設として1985年に咲洲コスモスクエア地区に開業し、これまで様々な見本市・展示会等やG20サミットをはじめとした国際主要イベントが数多く開催され、大阪経済の発展、国際交易の促進に大きな役割を果たしてまいりました。

2020年には、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、MICE産業を取り巻く環境は厳しさを増し、一時はインテックス大阪における展示会等の開催数も大きく落ち込みましたが、関係の皆様方のご努力によりコロナ禍を脱した後にはめざましい回復を見せています。

本年4月に大阪・関西万博が開幕しました。開催都市としての認知度向上や新たな産業の創出など、大阪・関西の今後の持続的な成長・発展に大きな効果が期待され、万博を契機として大阪におけるMICE産業の活性化、ひいてはインテックス大阪のさらなる発展につながるものと確信しております。

今後とも、国内外から人・モノ・投資等が集まる大阪をめざしてまいりますので、皆様方には一層のお力添えを賜りますようお願い申しあげます。

令和7年5月

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大阪市長

横山 英幸

メッセージ

40周年に寄せて

インテックス大阪創立40周年おめでとうございます。

私は、2019(令和元)年6月から昨年6月までの5年間、多くの方々に支えられながらインテックス大阪における様々な事業を通じ大阪の産業振興の一助となるよう取り組んでまいりました。

振り返りますと、この5年間は喜びと苦難が目まぐるしく入れ替わる激動の年の連続でありました。就任直後のG20大阪サミット開催に始まり、その翌年からは過去に例のない新型コロナウィルス感染症への対応に追われた苦しく厳しい期間が長く続きました。

また、2021年にはインテックス大阪運営にかかる大阪市の2回目の公募プロポーザルが実施され、コロナ禍における厳しい経営環境での提案となりましたが、結果は無事採択され10年間(2022年度~2031年度)の契約を得ることができまました。

さらに行政のコロナ対策として、大阪コロナ大規模医療・療養センター及び大阪市大規模接種センターの設置といったインテックス大阪の本来の目的とは異なる施設の活用を求められましたが、催事主催者をはじめ多くの方々のご理解、ご協力を得て役割を果たすことができました。

その後、新型コロナウイルス感染症が5類感染症に位置付けられて以降は以前の活況を取り戻してまいりました。この厳しい状況を乗り越えられましたのは、ひとえに関係各位皆様方のご支援によるものと感謝申しあげます。

あわせて、5年間苦楽をともにしていただいた一般財団法人大阪国際経済振興センター並びに鹿島建物総合管理株式会社の共同企業体の皆さんにも心より御礼を申しあげます。

今後とも共同企業体が一丸となり様々な取り組みを進められ、インテックス大阪がさらなる発展を遂げられますようご期待申しあげます。

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前理事長

中村 一男

在任期間
2019年(令和元年)~2024年(令和5年)

40周年に寄せて

大阪国際経済振興センター並びにインテックス大阪創立40周年おめでとうございます。

私の理事長時代に30周年を迎えましたが、当時は運営方式の変更に伴い財団の収益確保が大きな課題で、少しでも多くの展示会を開催できるよう皆で汗をかいた記憶があります。

新たな展示会を招致するためには主催者への地道な働きかけが欠かせませんし、開催にあたっては現場のきめ細かなオペレーションが欠かせません。また、主催者、出展者、来場者の満足度が継続開催への重要な指標となりますので、搬入から搬出まで気の抜けない日々が続いたと思います。

そうした取組みを通じてこの間積み重ねてきたイベント開催のノウハウは財団の貴重な財産です。

今後夢洲IRとの連携を視野に入れた運営が求められると思いますが、その際にも大きな力になると確信しております。

万博開催で世界が大阪を注目する2025年、40周年という節目を契機に益々繁栄されますことをお祈りいたします。

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元理事長

永井 哲郎

在任期間
2014年(平成26年)~2019年(令和元年)

40周年に寄せて

インテックス大阪創立40周年、誠におめでとうございます。

一般財団法人大阪国際経済振興センターと弊社が共同企業体を結成、運用を開始し12周年を迎えました。共同企業体は、「利用者の安心安全」を最優先のテーマに掲げ、主催者と共に「無事故無災害の催事開催」を目指して参りました。この理念のもと、インテックス大阪の催事ルールを整備し、それを確実に実行することで、より良い環境を提供して参りました。その取組の一つが、大規模見本市会場で全国初めて、8年前から開催している「安全大会」です。この安全大会は、無事故無災害を目指し、主催者・工事関係企業・協力会社が、年に一度集結し、参加者全員で方針・施策を決定し、安全第一を誓う大会となっています。安全大会を開催して以来、主催者やイベント関係工事会社の安全意識が大きく変革しております。このような取組が迅速かつ効果的に実行できるのも、共同企業体の強みであると考えます。

そして、更に強みとして実感したのが、2019年に開催されたG20大阪サミットです。この国家的大プロジェクトは、絶対に失敗が許されない催事であり、加えて超短期間の準備が求められました。官庁協議・運営部門は財団が担当し、安全確保の為の耐震化を含めた各種工事等の施工部門は弊社が担当しました。このような役割で共同企業体が一丸となって対応したことで、G20大阪サミットの成功に少しでも貢献できたことが、共同企業体の大きな誇りとなっております。

また、コロナ禍においても同様に共同企業体の強みを発揮し、6号館に大阪コロナ大規模医療・療養センターを超短期間に開設し、医療支援に貢献出来たことも、共同企業体としての成果の一つです。

今後、どのような状況が訪れようと、財団と弊社は共同企業体としてしっかりとタッグを組み、社会や地域の皆様に少しでも貢献できるインテックス大阪を目指して参りますので、引き続き、皆様方のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

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鹿島建物総合管理株式会社
取締役専務執行役員
経営統括部長
(前関西支社長)

山本 譲治