理事長メッセージ

写真

開業40周年を迎えて

国際見本市会場インテックス大阪は、1985(昭和60)年5月開業以来、大阪・関西経済の振興・発展の一翼を担い、総催事件数5千件、総来場者数1.3億人を超え、本年5月に40周年を迎えることとなりました。これもひとえに、見本市・展示会の主催者様、出展者様、施工業者様などインテックス大阪を支えている皆様方による、多大なご支援、ご協力の賜物であり、深く感謝いたします。

この10年間を振り返りますと、2010年代前半を境に東京への流出が続いていた見本市・展示会がインテックス大阪に戻り始めただけでなく、コンサート、握手会、各種試験、株主総会、インセンティブパーティなど多種多様な用途で活用されてきました。2019(令和元)年にはG20大阪サミットの会場となり、世界的にも注目されました。また、地球規模の感染症である新型コロナウイルス対策の一つとして、2021(令和3)年6月から4か月間ワクチン接種会場、同年9月から9か月間医療・療養センターとして供与し、社会貢献として大きな役割を果たしました。一方、私共財団は昨年12月に40周年を迎えましたが、2013(平成25)年4月に一般財団法人へ移行後、大阪市が実施する公募型プロポーザルによりインテックス大阪の事業運営者に選定され続け、現在に至っております。組織内には1994(平成6)年4月に国際部を創設し、在阪中小企業の国際ビジネス活動支援及び国内外企業等の大阪市への誘致活動に取り組んでおりますが、これらから生まれるネットワークを活かしたインテックス大阪への海外催事誘致にも取り組んでいます。

さて、40周年の時を刻みますと、施設の老朽化が進みます。そこで、2027(令和9)年度から大規模改修工事を営業を続けながら進めてまいります。ご利用の皆様方にはご不便をおかけしますが、インテックス大阪を将来に渡りご利用いただくための工事でございますので、ご理解をお願いいたします。

4月13日から始まりました大阪・関西万博により世界中から最先端技術、優秀な企業・人材が大阪・関西に集まることが期待でき、インテックス大阪の果たすべき役割も重要になります。さらに、その先にある大阪・関西経済の振興・発展に末永く貢献できるよう尽力してまいりますので、引き続き皆様方のご支援、ご協力を賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。

2025(令和7)年5月

一般財団法人大阪国際経済振興センター
理事長

北岡 均
写真